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滑走&登山日誌

登った山、滑った山、試乗した板などの事を書いていきたいと思います。

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News

2018/10/9

明神山(三河)

標高で侮ってはいけない

IMG_20181009_124704.jpg春に手術をしましたが、術後2ヶ月で春日井三山を縦走(迷走)しました。

体力不足を痛感したので、その後の夏場は自転車で体力アップ・・・の予定でしたが、フィギュア造りに嵌まってしまい気が付けば早10月。

秋風はまだたまにしか吹きませんが、本格的な紅葉シーズンを前に一山登ることにしました。場所は三河の明神山。

登山情報が集まるやまクエの評価はLV47となかなかの難易度の山です。

たかが標高1016mの低山なのに(*「´・ェ・`)?

まぁ鎖場があるみたいだからそういう評価だと、そんなに重く考えずに場所決めしました。新東名に乗ってみたかったのが主な理由です。(インターから割と近い)

当日は何時もより早めに出発した(早めに帰りたかった)ので、9時半頃には登山スタートできました。因みに登山口は割と判りやすいです。有名な観光地「乳岩(ちいわ)」を巡るコースと途中までは一緒だからなのです。

スタート地点からはしばらくターコイズブルー色の川の側を歩きます。すごく綺麗。ここまで綺麗な川はなかなか無い。水清すぎて魚影無し。

涼しげな景色の中ずんずん進みます。木の根や岩が地面を覆い、水気が多いこともあって滑りやすいので要注意です。

途中で石作の趣のある橋があります。絵になる風景ですよ~!

その先ちょっとで乳岩方面と分岐します。なお乳岩経由でも頂上に向かえるそうです。ただし、体力面で注意してください(警告)

ここからは登山らしく山道になります。斜度もややきつくなりますし、相変わらず根っこは滑ります。

所々に巨大な石を見るようになります。デカいです。側を通る所もあるのですがちょっと圧迫感を感じます。

スタート地点から1時間ほどで鬼岩というロッククライマー御用達の巨岩に到着しました。当日も数人が登っていましたよ。

巨石を見上げ首を痛めながらしばらく歩くと、「胸突き八丁」の看板が。

ここからしばらくは中程度?の急坂が続きます。結構ツライ。この日は10月とは思えぬ暑さ(名古屋で28℃)だったため汗がしたたります。水を飲みながら小休止を幾度もとりながら少しずつ登ります。水分の持ち合わせも少なかったので早くも帰り道が心配になりました。

胸突き八丁を上りきるとすぐに7合目です。ここで早くもお昼近くになりました。4組もこの付近ですれ違いました。

「これから頂上に向かうの?」と声を掛けられたので「そうです」と答えると、まだ結構あるから気を付けてねと言われました。
おかしい、自分の感覚だともう900m以上は登ったはず・・・。あと少しなのでは。この感覚は間違ってなかったのですが、忠告も間違っていなかったのです。

そこから下ったり登ったり、鎖場だったり馬の背だったりとハードな場面が続きます。きつい・・・。

何とか12時半に山頂到着。山頂まで3時間弱でした。参考までに同じくらいの標高の豊川の本宮山だと1時間半位で余裕を持って登れます。いかにこの山がツライか判りますかね。

素早く昼食を摂りすぐ下山にかかります。少し下ったところでしたが登っていく老夫婦とすれ違いました。すでに1時近いです。大丈夫かな。

人の心配をしている余裕はあまりなく急いで下ります。汗かきすぎてミネラル不足になってしまい筋肉の痙攣が出てきました。疲労感もヒドい。

仕方なく甘いお菓子を口に放り込み、残っていたスポーツドリンクで流し込みます。これで水が無くなってしまいました。途中に水場がありますが、そこまでは我慢です。車に置き忘れた飲みかけのお茶が悔やまれます。

糖分の補充が出来たのでしばらくは元気に歩けます。
私はどうもプラシーボ効果を受けやすいようで、食べたらすぐ元気になります。ただし長持ちしません。

元気な間にいかに距離を稼ぐかがポイントです。しかし、体力面以外にも心配なことが出てきました。なんと早くも薄暗くなってきたのです。まだ2時過ぎなのに。

どうやらこのコースは日当たりが悪いようで、生い茂った木々にも陽の恵みを遮られ空の明るさの恩恵を得ることは少ないようです。ヘッドライトは用意していません。早く降りなければと気が焦ります。だから7合目ですれ違った人は注意をしてくれたのですね。この時完全に理解しました。

兎に角がむしゃらに下っていくと待望の水場がありましたので、水を飲み、ペットボトルにも汲み再出発。この後すぐに先に下っていた人達(7合目ですれ違った人達)に追いつきました。

乳岩方面分岐点まであと少しの所です。どうやら歩きにくくなる前に暗い場所は抜けられそうです。追いついたので先に行って欲しそうな素振りをされましたが、気が付かないふりをしてペースを落としました。疲労感より筋肉の痛みが酷かったです。ここまでの痛みは伊吹山以来でしょうか。ダブルストックで歩くことは結構珍しいです。

皆に合わせてペースを落としたので、疲労感は徐々に抜けていきました。
問題なくついて行けそうでしたが、橋の辺りでもう一度景色を眺めるために小休止してから再スタートしました。この先は滑りやすいのでふらついた足では危ないですから。

無事に山道を終え河原まで戻ってきました。下ってきたそれぞれのグループが河原で休んだり、顔を洗ったり、靴を洗ったりしていました。私も汗まみれの頭ごと透き通った水の中に突っ込みましたよ。Tシャツは既に絞れるほどの汗でべとべとでしたからね。いまさら気になりません。

駐車場ではすでに帰宅の準備を済ませた感じの忠告してくれた人にまた話しかけられました。あれから頂上まで登って降りてきたのかが気になったようです。ペース的には早いですからね。疑問を持つのも無理はありません。
まだあの後に登った老夫婦がいるのですけど・・・。
慣れた山でヘッドライトがあれば問題ないのかもしれません。道は難しくありませんから。

少し心配ではありましたが、それ以上のことはなにもできませんので着替えをして帰宅の途につきました。駐車場を出た時刻が3時5分。往復約5時間15~25分でしょうか。予定とは全く異なる歩行時間だったため楽しみにしていた帰り道の温泉は断念することになってしまいました。

非常にテクニカルな面白い山だと思いましたが、足場が悪いので雨の後に登るのは止めた方が良いと思います。あと眺望がいいのは山頂の展望台と馬の背だけです。紅葉は良さそう。




2018/11/12-13

せいなの森キャンプ場 (長野県阿智村)

晩秋キャンプも良いものです

せいなの森1.jpgアニメ「ゆるキャン△」に影響されて、キャンプ熱が再発しました。

元々若い頃キャンプをしていたのである程度の装備は揃っています。
しかしながら寒い時期用の装備は無いので、新たに冬用シュラフ(安物)とガスヒーター(ぱちもの)と焚き火台を購入しました。

キャンプ場でのキャンプは実は初めてです。これまでは河原とか山中の道路脇とか人気の無い広場とかで泊まってました。

今回天気の比較的安定している季節ですし、星空でも眺めようかと考え、日本一の星空として有名な阿智村のキャンプ場を選びました。
アニメの舞台である富士山付近のキャンプ場も何時かは行ってみたいですね。

週間予報ではずっと天気の良い予報が続いていたのですが、当日に急変。
雲の多い空の下、国道153号線をひた走り向かいました。
紅葉で有名な香嵐渓側も通過しますがそれも含め道中の紅葉もほぼ終わっており枯れ葉が目立ちます。

予定より早く到着しましたが、受付をしてもらえたのでチェックインしてサイトに向かいます。園内は基本坂です。散歩=登山。
季節外れと言うこともあり園内は閑散としていました。見える限りでは他にはわずか1人しかいません。しかもかなり離れています。大声で呼んでも聞こえるかどうか。

雲行きが怪しいので急いで野営の準備をします。1時間ほどで全ての用意が出来ましたが、早くも雨がぽつぽつと落ちてきました。タープがあれば雨でも問題ないのですが、持ってきていません。仕方ないので色々工夫しながら過ごすことになりました。
屋根付きの炊事場もあるのでそこまで行けば大雨になっても煮炊きは出来ますが、キャンプが林間学校に変わってしまう気持ちです。折角買った焚き火台も使いたい(因みにサイトには個別のたき火台があった)

夕飯の準備を始めようかと火をおこしだしたそのタイミングで雨が本降りになりました。外套として羽織っているベルギー軍用テントシェルがみるみる色を変えてゆきます。タープポールがあればこれでタープ代わりも出来るのですが、如何せんそれ代わりは見つかりませんでした・・・。

しかし幸いなことに30分ほどで雨は上がったので急いで火をおこします。
寒さと1000mの標高のせいで家庭用のバーナーカセットボンベでは火が着きません。初めて使うファイアースターターではなかなか思うように火が着かない。マッチは忘れた・・・。こうなったら発煙筒か、と思ったところで最近買ったばかりの家庭用カセットコンロ(会社で使う用)を着けてみたらあっさり火が着きました。最新型すごい・・・。

カセットコンロで持参した端切れの木材に火を着け、たき火台の中に重ね、白いガスをふかすガスバーナーで着火応援しました。すぐに炭を入れられるほどの火力になりました。しかしその頃には既に辺りは闇の中。電灯の明かりも付きません。

たき火と持参の蛍光灯ランタン(古い品なのであまり明るくない)というわずかな明かりの中での調理は困難でしたので、手間のかかる料理は諦めて、単純にステーキとボルシチだけの夕食にしました。炎の中のステーキの焼き加減は全く判りません(笑)

それでも炭火で焼く肉は美味く(上手くミディアムレアで焼けた)、コンビニで買った安ワインが進みます。冷えた体にボルシチも沁みますし、炙ったチーズを肴に飲むウイスキーボトルに詰めてきたスコッチも格別でした。

期待した夜空が無くても揺らめく炎と焼ける木の香り、静寂と時折はじけるたき火の音があれば、非日常は十二分に満喫できます。遊びなのですから思い通りにならないことも楽しみたい。

食後に温水シャワーでさっぱりしてからテントに入り、電子書籍を読んで過ごしました。電子書籍は暗いところで読みやすいので便利ですね。

10時には消灯。寝袋に潜り込むとすぐに眠りに落ちました。それから朝までに2回外の騒がしさに目が覚めたのですが、そのうちの1回はテントの外に出していた牛乳パックが引きずり回しの刑にあったためのもの。なんの動物かは判りませんでしたが、小動物は出没するみたいですね。食料品はテント内に仕舞うことがやはり基本のようです。

早寝したので5時には目が覚めましたがまだうす暗いですし、寒いのでうとうと」と二度寝。雨は降っていませんが、どんよりと曇っていました。
この寒さではテントも乾きそうもありません。

カセットコンロでソーセージを焼き、昨晩の残りのボルシチで朝食を済ませ、チャイを作って飲んでから撤収準備にかかりました。

9時半頃にはサイトを離れ、管理棟で挨拶し帰路に。もちろん昼神温泉に入ってから帰りましたよ♪

この時期のキャンプは初めてでしたが、夏よりもむしろ良いことが多いですね。虫が少ないし、汗かかない。
来年は春にも一度どこかでキャンプしたいですね。

因みに、せいなの森キャンプ場の年内営業は11/24までのようです。
その間は薪が一束もらえるみたい?(貰いました)





2019/01/01
2019/1/1
場所 ダイナランド 
天候 晴れ後曇り 
気温 普通
雪質 やや堅め
板 IDoneski FR-XP176

ここ数年恒例になった元旦から今シーズンスタートしました。

小雪が嘆かれていた11月でしたが、クリスマスに寒波がやって来て雪というプレゼントをスキー場に届けてくれました。

すわ大雪か?と思わせるような気圧配置で、実際広い範囲に降雪をもたらしたサンタクロース寒気団ではあったが、残念なことに大雪とは成らず。

元旦にスキー場に向かう車窓に映る景色に白いものは少ない。
それでも一面真っ白なゲレンデの映像を信じたい。

駐車場に着いてみると車の少なさに驚く。例年元旦は人の出足が遅く朝一は空いてることが多いのですが、それにしても少ない。

支度を済ませセンターハウスに行ってみて納得。ゲレンデ自体は全面的に真っ白なのですが、滑走出来るのはまだαライナー沿いのコースのみでした。これでは2千人も入ったら大混雑になってしまいます。

コース上は新雪というより、新しい人工雪が覆っていて土やブッシュがでているところはありませんでした。雪不足のため大きな凸凹があったのでスピードを出す場合は注意が必要でした。このコース状態ですが、これを書いている時点では解消していると思われます。

滑り出した頃、ご来光が遠くの山の頂をかすめるように姿を現しゲレンデを華やかな色に染め上げてゆきます。いい年になりそう!そう感じさせる情景です。周りのスノーボーダーたちもスマホを構えて思い思いに写真撮影していました。

私と言えばタブレットを家に置き忘れたので、このページの写真はありません。どちらにしろ8インチタブレットは持って滑りませんからご来光は撮れませんが。

写真撮影にいそしむ人々を尻目に滑走を開始します。やや硬めのバーンでエッヂが良く食い込みます。雪質とワックスが合わず、スピードの乗りは悪いですが、シーズン初滑りとしては帰って良いのかもしれません。人の少ないゲレンデを中大回りで飛ばします。やはり若干ワックスによるブレーキを感じます。そしてやや身体が遅れます。
昨年手術した影響で筋トレ不足のため体幹の筋力不足を痛感に感じました。身体を前に持って行くタイミングが遅れがちになるので、ブレーキ感を強く感じるのでしょう。

それでも朝の澄み切った清浄な空気を切り裂く感じは格別です。これは何物にも代えがたいですね。

細やかな技術的な不調には目を瞑りこの日ばかりはただただリフトをぐるぐると周りましたよ。

10時過ぎると人手も出はじめ、例年に比べればささやかながらゲレンデにも活気が出てきました。
スピードを出して大回りは困難になりましたのでより配慮して滑りますが、スノーボードのターン弧が大きめなのでこうなってくると非常に邪魔です。横に滑りますからね。

滑るコースを変えることも出来ないので、これ以上ストレスを感じないうちにと早々に終了しました。

正月休み後に結構降ったようなので次は全面滑走していると思いますので次回に期待です。

2019/1/22

FR-NG167 vs FR-MX167

2019/1/22

場所 ダイナランド 

天候 雪のち時々晴 

気温 やや暖かい

雪質 新雪

板 IDoneski FR-NG167 / FR-MX167

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今シーズン2回目のスキーです。

天気予報からの予想では「ぱらっと新雪が降った堅めのバーン」を想像していたので、ここ数年やっていなかった比較インプレッションをやろうと思いまして、FR-NG167とFR-MX167を準備しました。金具はどちらもLOOKのレンタル用金具です。
しかし、現場は思わぬ程度の降雪。美濃市辺りで雪でしたからね。駐車場で20cmほど積もっていました。う~ん、細い板しか持ってきてねぇ!
嬉々としてファットスキーやパウダー用のボードで滑る人に唇を噛みしめながら、リフトで山頂に向かいます。 し、仕事だから!悔しくなんかないっ!
さて、まずはNG167の方でスタートします。なにせ2本乗り継いで慣れ親しんだ板です。身体慣らしにはもってこいでしょう。
気温が高めなこともあり、新雪は水分を多く含んでおり重めです。かなり足を取られるので慎重に滑ることにしました。 3本ほど滑って身体を温めた所でインプレッションスタートです。

FR-NG167はそもそもFR-Xの次世代モデルとして誕生しました(NewGeneration)。FR-Xシリーズはまだ現行でNGが絶版というのは悲しみですが。
FR-X程は万能性を追求していない板というのはMXも同じです。従って苦手なシチュエーションが存在します。 FR-NGにとって苦手なシチュエーションとは・・・ずばり悪雪。フレックスが柔らかく、積極的に撓ませて滑らせるタイプの板であるので、意思に沿わない雪面抵抗はこの板の自由を厳しく制限します。雪質がこの状態の時は、かなり足と精神に負担がかかります。そして、この日のゲレンデは一面重めの新雪。非常に不利な状況です。
大回りでカービングすると荒れた雪面の振動が板で吸収しきれない為身体でカバーすることになります。板の重さに比べ操作感は軽いです。柔らかい雪面にエッヂは深く食い込み、強いグリップを生みずれのないターンを実現させますが、トップが雪面の抵抗を受け予想しない方向に方向を指し示すこともあるので気が抜けません。もこもこの雪面での大回りでハイスピードを保つにはかなりの技術を要求されます。
中回りにするとトップへの抵抗が減るため操作は容易になります。相変わらずエッヂの食いつきは良いので安定したキレのあるターンが可能になります。ただし、自身の足回りの性能如何で安定する速度は変わってきます。当たり前ですが雪面状態が良くないときはゆっくり滑るのが無難です。そう、未踏の新雪に突っ込んで大転倒したので首が痛いです。
小回りはずらして滑ると引っかかり不安定になります。FR-NGでモーグルターンをする場合は雪面状態により難易度は大きく変わります。カービングする場合は疲労度は圧倒的に変わりますが、技術的に困難と言うことはないでしょう。
未踏破の新雪を滑るのは何時でも最高の気分ですが、細い板(大まかにセンター70mm以下)では注意が必要です。脛ほどの新雪でも斜度が緩かったりすればたちまち嵌まります。後傾にしようが、踏もうが、漕ごうが嵌まるときは嵌まるので、雪質の見極めが大事です。ニセコや志賀高原の極上パウダーなら滑ることが出来てもここで上手く行くとは限りません。
FR-NG167も細い板になりますので、条件が良くないと楽しむことは難しいです。この日の雪質では緩斜面で止まりがちでした。一応トップは浮かせられますが浮力はあまり感じません。かといって斜度がある場所では、板を横に振ったときの抵抗がキツすぎるのでターンが非常に難しい。安全に滑られるとは言い難いです。普段よく履くFR-XP176ならこのくらいは楽しめる雪質と雪量なんですけどね。

1時間ほど滑ってからFR-MX167に交換します。 FR-NGに比べるとまず硬さを感じます。軽快感はやや落ちます。
大回りにおいてはグリップの頼りなさに気が付きます。 カービングは出来るのですが、雪面への食いつきが甘く雑な操作をすればすぐにズレ出します。安定したカービングターンをするには、均等で適切な荷重をする必要があります。しかし、この板はそもそもこの様な使い方はあまり想定されていません。オールラウンド用のモーグル板ですからね。FR-NGと全く同サイズでありながらその性格は大きく異なります。
中回りではターン後半部のズレを抑えることはますます困難になります。カービングに拘らず適度にテールスライドさせて滑ると安定感が増しますし滑りを楽しめます。
小回りではNGよりも高い剛性を活かした反発力を活用すれば容易にキレのあるターンが出来ます。勿論ずらして滑ることも簡単です。NGでは時折感じるじゃじゃ馬感は無く、思い通りに動く素直な板です。
パウダーにおいては残念ながらNGに劣ります。全体的にはしなやかなNGはトップを浮かせやすく、新雪の中でもターンがしやすい(MXに比べ)。
ただし、非常に軽い雪質のパウダーに際してはその差異はあまり問題にはならないでしょう。しかしながらこれ以上に重い又は深いパウダーを滑るとき「嵌まる」と「嵌まらない」の差が生じる場面も出てくると思われます。

と、同程度の状態で比較したインプレッションをしてみました。雪面状態は踏まれてない新雪と踏まれた新雪の混じった状態から、踏まれてもこもこになった新雪へと変化しましたが、出来るだけ状態の近い場所を滑るように心がけました。
時間が少し余ったので、新雪が積もったコブ斜面も滑りました。腰の状態が今は良いですし、この日のコブは確実に柔らかく負担は少ない。
FR-MX167はフリースタイル用の板です。ですがショートターンの安定性やコントロール性の高さはモーグル専用の板に引けをとりません。
この日の少し踏まれてラインが見えている規則正しいコブ斜面は、この板の最も得意とするシーンなのではないかと思います。
2年ぶりのコブ斜面でしたが、吸収に意識する事を身体が思い出し、板を縦にし出すと新雪に足を取られることなく安定して滑ることが出来ました。思い通りに滑られるとやはり気持ちいいものです。久々にコブが楽しかったです。XP176でも滑れますが楽さの質がやはり違います。

数本滑ると12時になりましたのでいつも通り撤収にしました。疲れはそれほど感じていませんでしたが無理は禁物ですね。


2019/2/5

ReIsm LA-F167

2019/2/5

場所 ダイナランド、高鷲スノーパーク 

天候 快晴 

気温 暖かい

雪質 ザラメが固まった感じ

板 ReIsm LA-F167

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今シーズン3回目は快晴でした。

寒さも控えめで、季節が1ヶ月ほど進んでしまったように感じます。
道中の道路に雪はなく、路肩にも殆どありません。
雪不足がちょっと心配ですね。

朝から気温が高めで寒さはあまり感じません。この時期としては暖かいです。
2日前に雨が降ったとのことで、雪がザラメ状になりその上で凍り付いています。アイスで言うところのガリガリ君ですね。

もともと予想していた雪質なので、板はオールラウンドのLA-F167を選択してあります。現在は絶版してしまいましたが、乗り手に技術を求めないオールラウンド板としては最高クラスに良く出来た板だと思います。なお当店にはLA-F173の在庫が1本だけ有ります(ダイマ)

LA-F167は先代LA-F168の後継モデルですが、その性質が大きく変わりました。先代に比べ尖った性能が潜み、全面的な万能感が感じられます。
誰でも!どんな時でも!貴方の腕前発揮(足前)を邪魔しません。
個人用の板として買ったくらいには評価しています。
では、実際の使用感を解説していきましょう。

雪面は前述の通りザラメ圧雪です。グルーミングが上手く出来ておらず
、コースの凸凹やアイスボールが目立ちます。10時半頃には雪が緩み、ザクザクしてきました。

基本朝一はαリフトのダウンヒルコースを滑ります。インプレッションをする場合は同じコースで行うのが基本です。出来れば雪質も一緒なのが望ましいですがこれは仕方ありませんね。

ピステンのかけ方が悪く、境目がはっきりしているので大回りはかなり跳ねました。FR-XP176だとこれぐらいの状態でも振動吸収を板がしてくれますが、LA-F167はダイレクトに足に来ます。足のサスペンションとしての性能が試されます。高速で滑る人にはそれなりの技術や経験が必要ですが、中低速で滑る分には大人しい印象です。サイドカーブが緩いので雪面グリップ力も高くなく癖もありません。
反面加速力感に乏しく、高速安定性の高さも相まって面白みにはやや欠けます。FR-NG167の強烈な切れ上がりやFR-XP168のしっかりとした加速感はありません。どちらかというと雪質が良いときのFR-MX167の滑りに近い感じです。グリップはしっかりしますが、アンカーを打ったような安心感はありません。これは板のたわみの少なさ故なのでしょう。
レスポンスや切り替え時の安定性は、オールラウンド板としては文句の付けようがなく安心してどんな斜面にも挑戦出来ます。

中回りでピステンの幅に合わせて滑るとその安定感とコントロール性の高さに感心してしまいます。グリップ感は確かにやや甘いのですが、考えた滑りがそのまま実現出来ます。荒れた雪面にも強く、FR-NG167ほどには苦にしません。

小回りはモーグル的に滑るのか、基礎的に滑るのかで少し評価が変わります。モーグル的に滑るにはやや重いためレスポンスが悪く、FR-MX167 に及びません。雪面に食いつきすぎるFR-NG167とタイプは違えど似たような難易度です。決して難しくはありませんが、特にし易い板ではありません。
基礎的にカービングで滑ることに関しては良好です。適度なレスポンスでそれなりの滑りが出来ます。

朝は硬めの雪でしたが、11時頃にはかなり柔らかくなったので(3月ほどではないですが)少しだけコブも滑りました。

今シーズンのダイナランドはモーグルコースの他にキャメルコースというコブコースが設営されており、従来より気軽にコブを楽しむことが出来るようになりました。バンクコースも隣接していますので初心者の練習にもうってつけです。
前回とは状況が違いますが、ここでテストです。
正直に告白しますと実はLA-F167でコブを滑ることが苦手だったのですが、この日の印象はまるで違うものになりました。普段使うFR-XP176に比べると硬いので同じ滑り方をすれば上手く滑られないのは当たり前です。そこで今まで減速させるコツに悩んでいたのいたのですが、前回のFR-MX167で得たコツをこの板にも適用してみたところ思い通りに減速出来るようになりました。こうなると安定感が違います。確かにFR-MX167に比べると微妙な操作がしにくいです。ですが後傾になったらすぐ走るような悪癖は無く、ずらすことも容易なのでリカバリーもしやすく十分滑りやすい板と言えます。
FR-XP176よりは少なくともコブが楽しく感じられました。

この日は当然新雪はなかったので感想は述べられないのですが、過去にはこの板でチャレンジツリーランコースを滑ったことがあります。深いところで腿くらいある日でしたが、まぁ問題なく滑って降りることが出来ました。
XPと比べるのは酷ですが、MXやNGと比べると浮力の違いは断然です。
通常のゲレンデパウダー位ならこの板でも十分楽しめます。

最後に同じオールラウンドを売りにするFR-X167に比べた感想ですが、全体的に「楽な」印象です。簡単な分深みはありません。ですが、何処でも誰でもという点に関してはFR-X167は及びません。つまりより多くの方が、その性能を十分に堪能出来ると言うことです。これってとても良いことだと思いますよ。



補足。
今回途中で雪が緩んできたので、同じような雪質を探して高鷲スノーパーク側も滑りました。
圧雪急斜面に関しては高鷲スノーパークのほうが、広く、斜度があるコースがあります。雪面状態も比較的良かったです。


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